ふくらみ

膨張し続けている

『太平風土記』翻刻・解読 (5) 鎌鼬呑

ウルトラマンオーブに登場した古文書『太平風土記』を翻刻して解説する記事です。今回は23話に登場しかけた鎌鼬呑(かまいたどん)について。

目次はこちら fukurami.hatenablog.com

鎌鼬呑(かまいたどん)】

登場:ウルトラマンオーブ第23話「闇の刃」

原文(一部)

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出典:オーブn話本編映像より。

釈文

[忽ちに風強く
吹き荒れけりと
思ふないなや

甚だ大きなる
鎌にて
切り裂きし
ことく

牛馬も家屋も
真二つに
なりにけり]

その魔物
鎌鼬
禍々しき
風にて

ありとあらゆるものを
切り裂きにけり
誰やらん鼬の姿せし
[巨大]なる死神
[現れけりと言ひた]り
【けれど、我にはその姿みえざりき】

※ []部は劇中で欠損していた場所や映らなかった箇所を『完全超全集』所載の画像にて補った部分。
※ 【】部は劇中および『完全超全集』の画像では一切確認できないが、『完全超全集』の「現代語訳」に記されていた部分。

現代語訳

急に風が強く吹き荒れたと思うやいなや、とても大きい鎌で切り裂いたように、牛馬も家屋も真っ二つになった。

その魔物、鎌鼬呑は禍々しい風でありとあらゆるものを切り裂いた。

誰だったか、鼬の姿をした巨大な死神が現れた、と言った。
【が、自分にはその姿は見えなかった。】

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『太平風土記』翻刻・解読 (4) 戀鬼(紅蓮騎)

ウルトラマンオーブに登場した古文書『太平風土記』を翻刻して解説する記事です。今回は19話の戀鬼(紅蓮騎)について。

目次はこちら fukurami.hatenablog.com

【戀鬼(紅蓮騎)】

登場:ウルトラマンオーブ19話「私の中の鬼」

本文

〈1〉
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〈2〉
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出典:本編映像を加工して作成

翻刻

〈1〉

  戦国の世にあひ愛でつゝも
 引き裂かれし
   ものゝふと姫ありけり
  戀鬼はその怨霊にて
    幸なる恋人をそねみ
真赤に燃ゆる甲冑に身をつゝみて
 折々の婚礼に現れては
   その花嫁を傷つけにけり

〈2〉

 あらたかなる法師
  その怨霊鬼を
   石に鎮めける
爾来鬼はおのが
  身の霊力を
 人ひとの願ひ叶へる為に
   使ひけると[なむ]*1

現代語訳

戦国の世に、互いに愛していたが引き裂かれた武士と姫があったという。

戀鬼はその怨霊で、幸せな恋人を妬み、真っ赤に燃える甲冑に身を包んで、時々の婚礼に現れてはその花嫁を傷つけたという。

あらたかなる法師が、その怨霊鬼を石に鎮めたという。

以来、鬼は自らの霊力を、人々の願いを叶えるために使ったという。

語句

  • あひ 【相】 〔アイ〕〔接頭語〕❶(動詞の上に付けて)双方が同じ動作をする意を表す。互いに。一緒に。(小学館 全文全訳古語辞典)
  • 愛でる〔他ダ下一〕め・づ〔他ダ下二〕(1)心がひかれ、いとしく思ったりかわいく思ったりする。愛賞する。愛する。(日本国語大辞典
  • そねむ 【嫉・妬・猜・嫌】 〔他マ五(四)〕自分よりすぐれているもの運のよいものをうらやみねたむ。嫉妬する。そねぶ。(日本国語大辞典
  • こいびと[こひ‥] 【恋人】〔名〕その人が恋しく思っている相手。現代では特に、お互いに恋しく思い合っている場合の相手をいう。恋愛の相手。愛人。情人。おもいびと。(日本国語大辞典
  • なむ ここでは、強意の係助詞であろう。「……となむいふ」の「いふ」が略された形。

解説

 オーブ19話に登場した戀鬼(紅蓮騎)の来歴を物語るものとなっている。戦国の世、互いに愛していた武士(劇中では「武将」と呼んでいた)と姫が引き裂かれ、その怨霊が戀鬼なのだという。劇中でナオミの嫉妬に反応して友人の結婚式を襲ったように、幸せな恋人*2を妬んで婚礼を襲ったとある。その後法師に石の中へ封印されたというが、それが本編にも登場した「想い石」として有名になった石であった。その表面には「戀鬼在此」と刻まれており、シンが戀鬼の正体に迫る手がかりとなった。

 この戀鬼はオーブが初出ではなく、コスモス18話「二人山(にびとやま)伝説」に登場したものの同類ということになっている。そちらでは、戦国時代に対立する国の武将と姫が禁断の恋をしてしまい、やむなく自害。その怨霊は2つの国を滅ぼしたが、錦田景竜*3という侍によって封印されたという。封印の石は香野村に刀石として伝来したが、ダム工事によって爆破され、コスモスと戦うことになった。

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戀鬼(コスモス18話登場)

 オーブの方も概ねコスモス版に準拠しているが、恋人に嫉妬したり恋人を結びつけたりといった要素はコスモス版には存在しない。しかしながら、『太平風土記』の挿絵の男女はコスモスに登場した絵巻の男女を踏まえたものと思われ*4、内容の面でも女性(ナオミ、シノブ)の説得で戦意を失う点が共通している。良い再登場のさせ方だったと言えるのではないだろうか。

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引き裂かれた武士と姫。左がコスモス、右がオーブ。

 なお「紅蓮騎」の言葉の由来は、『完全超全集』の解説(p.36)によれば武士の異名であり、裸足で戦って騎馬を失ったことから、靴を供えると願いが叶うといういわれが生まれたという*5。劇中で想い石を紹介していた女性によれば供えられた靴を履いて相手のもとに赴くらしく、巨大化した戀鬼(紅蓮騎)はナオミのパンプスを履いている。

 ちなみにこの『太平風土記』の戀鬼に関する頁は、『太平風土記』の来歴に関する重大な情報を含んでいる。まず、「戦国の世」と触れられている点。中国の戦国時代を差しているのでもなければ、いわゆる戦国時代を「戦国の世」と呼ぶのはその終結以後、すなわち織豊期より後と考えるのが自然である。また、この頁に限って、他の『太平風土記』とやや筆跡が異なっている。ここから、『太平風土記』が複数人により著された可能性、あるいは後からこの部分が書き加えられた可能性を指摘することができる。これ以上の詳しい考察は後に記す『太平風土記』解説編に譲るが、興味深い。

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想い石を紹介するネット番組

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戀鬼に立ち向かう錦田景竜(コスモスより)

fukurami.hatenablog.com

fukurami.hatenablog.com

2020.08.09追記)『太平風土記翻刻・解説シリーズを再度同人誌としてまとめました。現在BOOTHにて通販中です。詳しくはこちら

fukurami.hatenablog.com

*1:上記画像では隠れているが、直前のフレームおよび『完全超全集』で確認できる。

*2:「語句」の項で触れたように、古くからある言葉だが、英語でいう「Lovers」を指すようになったのはごく最近と思われるので、やや不自然である

*3:言うまでもなく、ティガで宿那鬼を封印した錦田小十郎景竜と同一人物である。

*4:ちなみに鎧が伊達政宗っぽい。

*5:どうでもいい話だが、Wikipediaにはこの内容が『太平風土記』に記されている、と書かれている。無論先に見たようにそんな文言は一切ないので気をつけよう。

『太平風土記』翻刻・解読 (3) デマーガ

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ウルトラマンXに登場する古文書『日本太平風土記』のデマーガに関する記述についての記事です。

2016年8月にC90で発行した同人誌に掲載した「太平風土記の研究」の転載です。長いのと読者の便宜のため、複数編に分割し、順次公開していきます。目次はこちら。 fukurami.hatenablog.com

【天目亜牙/デマーガ】

登場:ウルトラマンX第1話「星空の声」

原文

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出典:X第1話の本編映像を加工して作成。

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Twitterに投稿できる最小の画像サイズはいくつか

Twitterにドット絵を投稿している人を見かけて思った。投稿できる画像の最小サイズは一体何px×何pxなのだろうか。

雑に調べてみたが、APIリファレンスにはそれらしい記述を見つけられなかったし、ググってもゴミみたいなアフィサイトばかり引っかかるので完全にキレたので実装から調べることにした。

1.切り分け

方法

  1. 1x1px、5x5px、10x10pxの画像を作る(MS ペイントで適当に市松模様の24bit PNGを作った。以下同様)
  2. Twitter Web*1 より投稿する

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実際に使った画像(5x5px)

結果

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失敗するとこのようなエラーが出る。

サイズ 結果
1x1px 失敗
5x5px 成功
10x10px 成功

2.絞り込み

方法

2x2px、3x3px、4x4pxの画像を作り、Twitter Web より投稿する

結果

サイズ 結果
2x2px 失敗
3x3px 失敗
4x4px 成功

どうやら縦横4ピクセルが最小っぽい雰囲気だ。

3.検証

方法

3x4px、3x5px、3x10px、3x100pxの画像を作り、Twitter Web より投稿する

結果

サイズ 結果
3x4px 失敗
3x5px 失敗
3x10px 失敗
3x100px 失敗

上記1~3について市松模様でないもの*2も一通り試したが、結果は同じであった。

4.結論

Twitterに投稿できる画像の最小サイズは4×4pxと考えられる。画像は縱橫いずれも4pxを超えている必要がある。形式は問わない。

今回は面倒くさかったのでWebからの投稿で済ませたが、APIを利用した場合に違いがあるのか、今後検証する必要がある。というか全体的にクソ雑なので強い人に強い感じの検証をしてほしいのじゃ……

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*1:ブラウザはFirefox56.0.2 (32 ビット)を用いた

*2:色とりどりにしたものや、1bit PNGのもの、JPEGにしたもの等

【C93告知】『特撮クリスマス回50年史』を作った

メリークリスマス!!
こんな日にすみません。

年末のコミケも迫っているので、今日は新刊の告知です。

C93は、土曜日東プ-59aにて、『特撮クリスマス回50年史』という本を頒布します。
過去出したコピー本の再録に加え、同人誌丸々一冊分の書き下ろし追加があります。

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表紙

戦隊シリーズ、ライダーシリーズ……。毎年恒例となった「クリスマス回」。今日もほんのちょっとながらありましたね。
どうやらその歴史を辿っていくと、特撮史上初のクリスマス回は1966年、『マグマ大使』に始まるらしいのです。

そういうわけで、特撮におけるクリスマス回を

50年分、88エピソードにわたって遡り、
全クリスマス回を完全網羅
そして全話解説するという感じの本です。

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記事みほん

サンタが逆さ磔になったりパチンコと麻雀と競馬で全財産スったりする話が読めます。

そしてコラムも充実。全35本、クリスマスにまつわる諸々の特撮ネタをご紹介。

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コラムみほん

圧倒的充実のコンテンツ。
全136ページ、50年分のクリスマスを体感せよ――。


お買上げいただきありがとうございました!!
おかげさまでC93では完売となりました。今後増訂・再版の予定はありますので、続報をお待ち下さい。(2017/12/31)
→うまくいけば2018年冬コミ(C95)で増補改訂版が出せそうです! 今しばらくお待ち下さい。(2018/08/09)


(2018/12/09追記) この本に掲載したクリスマス回一覧を記事↓にして公開しました!!

fukurami.hatenablog.com

(2018/12/22追記) C95で増訂版が出ます!! 以下の記事を参照。

fukurami.hatenablog.com

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文字で文字を描くやつ

f:id:tfukumachi:20171123024409p:plain:w350
↑こんな感じの文字で文字が描かれた画像を適当に生成する奴。さっき気分で適当に30分くらいで書いたけどたぶん動くはず。

右クリックでコピー or 保存リンクからダウンロードしてTwitterに貼り付けたりできます。環境によっては上下が切れるので、オプションで調整してください。

とりあえず4文字まで: 保存
上下位置調整:
背景色:
文字色:
フォント:




投稿(17/11/23 02時)
更新:虹色にできるようにした。右クリックでコピーしてTwitterに貼り付けられるようになった。(17/11/23 14時)
更新:文字数を英数は8文字まで緩和した。Twitterの劣化対策をした(つもり)(17/11/23 18時)
更新:オプションを追加。色々と修正(22/02/23)

TODO:Twitterに一発で投稿できるようにしたい

シン・ゴジラ地上波放映CM・カット箇所まとめ(2017)

2017/11/12 21:00~23:20 テレビ朝日

ほぼノーカットを実現の快挙!!

テレビの脇でBDを同時再生しながら確認しました。
なお秒単位のずれ、カット箇所確認漏れがある可能性はあります。

2017/11/13 21時追記:他にカットがあるという指摘が相次いだので再度録画とBDを同時再生して確認しましたが、やはりカットはEDと小出氏のところだけです。
詳細は下の方で。

2017/11/14 0時追記:劇場公開版とBD版の差異はBDのブックレットに記載がありますが、シーン1箇所の差し替えとテロップ修正が主で、指摘された箇所にカットはありません。

2018年12月16日に放送された際のカット情報は↓を参照。

fukurami.hatenablog.com

CM等挿入箇所

開始時刻 シーン
21:00:00 クレジット前 映画内容を宣伝する奴(ブリッジ) 50秒
21:22:00 防衛出動決定の報道後 スポンサー10秒 + CM2分15秒
21:31:00 第三形態離岸後 スポンサー10秒 + CM2分30秒
21:45:50 名称決定の報道後 CM30秒+ スポンサー10秒 + アニゴジCM30秒 + CM1分30秒
22:12:30 MOPII投下前 CM2分45秒
22:24:30 立川に巨災対到着前 CM2分45秒
22:34:50 赤坂と矢口の屋上会話前 CM30秒 + スポンサー10秒+ CM2分
22:49:00 解析表が解けた後 CM2分30秒 + スポンサー20秒
22:59:15 矢口演説後 CM3分*1
23:16:32 エンドマーク後 「この映画はフィクションであり…」 5秒
23:16:37 ↑の後 アニゴジ初解禁映像など 30秒
23:16:07 ↑の後 スポンサー10秒+CM約2分
合計 約26分20秒(本編中挿入CM=約21分45秒)

カット箇所

シーン
小出恵介(勇敢な消防士役)出演シーン 6秒
ED(尻尾後即「終」マーク) 6分

以上

結論

放送枠 140分00秒
シン・ゴジラの尺 119分50秒
CM挿入 約26分20秒
カット箇所 - 6分6秒
140分4秒

小出恵介とエンドロール以外一切カットなし!!!

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大人の事情で存在を抹殺された可哀想な消防士

おまけ

後世への記録のために。

最初に挿入された宣伝の奴(正式名称なんて言うんですか)

ブリッジあるいはアバンというそうです(コメント下さった方、ありがとうございます)。
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f:id:tfukumachi:20171113005630j:plain

エンドマーク後に挿入された注意書き(現実の政治とは関係ないよ!)

f:id:tfukumachi:20171113005706j:plain

アニゴジの宣伝

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今回の神采配な編集をしてくれたのはブロードメディア・スタジオの本田哲浩さんという方のようですね。
ありがとうございました。

カット箇所の指摘について(2017/11/13 21時追記)

おかげ様で400以上のブクマを頂き、Twitterもバズってるらしく、ありがたい限りです。

さて、記事へのコメント・ブコメTwitterでの反応をざっと確認しましたが、少なからぬ「やっぱりあそこもカットされてる」的反応がありました。実は本放送の時はビールを飲みながらだったので、もしかしたら漏れが……と思って本日先程、帰宅早々に再度録画とBDを同時再生して確認しました。

その結果、記事冒頭にも書きましたが、やはり小出恵介とエンドロール以外にカットは一切ありません。以下、指摘の見受けられた部分について幾つか、返答かたがた書いてゆきます。

「ローテで行きます」

すでにブコメでカットされてないといういう指摘がついていますが、その通りです。「ごちそうさまでした」も同様です。

第三形態が去った後の日常シーン

「Early morning from Tokyo」が流れてる場所ですかね。
第三形態離岸→CM→大田区の火災→Early morning from Tokyo…という流れで、カットされていません。
CMが入ったためカットされたような印象になったのかも。

官邸前デモ

ゴジラを殺せ!」「ゴジラを守れ!」の所ですね。
カットはされていませんし、音声も元のままです。音声については劇場公開時も人によって聞こえ方がかなり違っていました。

B-2がMOPII投下したあたり

一番「指摘」が多かった部分ですが、1秒たりともカットはありません。念のためここだけ3回見てます。
志村「米軍の攻撃が予定より早く始まります」の直後にCMが入り、CM明けですぐ空からMOPIIが落ちてきます。最初に米軍機が投下するシーンはそもそもありません。2・3番機が投下するシーンとの混同でしょう。

また、その後は熱焔放射→1号機撃墜→カヨコがショックを受ける→米軍機「Pay back time」→投下→背中から放射→2番機撃墜→…と続きます。3番機の撃墜シーンもそもそも存在しません

先と同様にCMを挟んだこと、印象深いシーンだったこともあり、カットされたかのような錯覚を与えたものでしょう。まあ、同じようなカット目撃談が複数あるので、地方によってはネットの関係でタイミングが違った可能性はありますが、少なくとも筆者の確認したテレビ朝日放送版では一切カットはありません。

というか、後ろにずっとBGM流れてる一連のシークエンスの一部分だけカットするって無理じゃないですか…?

カップ

食べてます。

解析表のあたり

直接記事にコメントを頂きました。間の「折紙……食べてないんだ」から解析表を折紙しはじめるあたりのことでしょう。こちらもカットはありません

「食べてないんだ」の直後すぐに折られた解析表が登場し、紙を折ったり広げたりしながら尾頭さんたちが難しい解説をしています。印象深いシーンのくせにとてもテンポよく進んでしまうので、何かカットされているのでは…? という疑いを抱かせたものでしょう。

無人在来線爆弾

いやカットする訳ないでしょ(冷静)。無論カットされていません

無人在来線爆弾の出番はそのネームバリューとは裏腹に結構遅く、「宇宙大戦争マーチ」が終わり、特殊建機第一小隊の注入→全滅の後、再度ゴジラを転倒させるために「全車投入!」されます。まあ、気持ちはわかります。

感想

人の記憶って本当にあてになりませんね。本当に今回の放送は某事件さえなければ「ノーカット」を謳っていたはずで、細かいシーンまで大切にするテレビ朝日の心意気が感じられました。自分も最初は変なカット食らうんだろうなあと暗い気持ちだったのですが、ふたを開けてみたらこの素晴らしい采配。初放送がテレビ朝日で良かったと思いました。

先に編集担当者の名前を上げましたが、企画担当者であるプロデューサーの佐野敬信氏のお名前もここに記しておくべきでしょう。
この度は、ありがとうございました。

*1:庵野秀明が出演するHONDAのCMあり