ふくらみ

膨張し続けている

【C99告知】平成ゴジラの漫画とアメコミを解説する本の下巻もできた

メリークリスマス! 今年もヤバかったですね! 有馬記念はエフフォーリアくんのおかげで1000円くらい儲けました。

さてそれはそうと、C99です。コミックマーケット99です。まさか「C99告知」というタイトルを書けるまでこんなにかかるとは。

というわけで、C99の告知していくぞ!!!

目次

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新刊の表紙

新刊、そのタイトルは……

『平成ゴジラ 漫画・アメコミ完全解説()』!!

夏の資料性博覧会で出した本の下巻にあたります。上巻はこちら↓。在庫はまだあります。

fukurami.hatenablog.com

姉妹誌もよろしく。
【C96告知】ミレニアムゴジラの漫画・アメコミを総解説する同人誌書きました - ふくらみ

前回はいわゆる平成ゴジラの前半、ゴジラ1984)からゴジラVSモスラ(1992)の時代を扱いましたが、

今回はその後半、ゴジラVSメカゴジラ(1993)からゴジラVSデストロイア(1995)、さらに、平成モスラ三部作(1996~1998)までを 日米にまたがって 取り上げてゆきます!

下巻目次

下巻はこのような感じ。

Chapter 4:平成ゴジラコミカライズ [Part 2]

Chapter 5:ダークホース・ゴジラ [Part 2]

  • Godzilla, King of the Monsters 〈Ongoing〉[Kevin Maguire ほか|1995-1998]
  • Godzilla VS. Hero Zero[Michael Eury ほか|1995]
  • Godzilla's Day[Ed Brubaker ほか|1996]
  • The Origins of Species[Randy Stradley ほか|1996]
  • Godzilla, King of the Monsters: Monster Island Unleashed[Brian Weinstock ほか|1994]

Chapter 6:平成モスラコミカライズ

コラム

日米あわせて20作品を紹介します。上巻もあわせれば43作品。15年間で43作ですよ、すごい時代だ……

というわけで日本におけるコミカライズを媒体別に全網羅、それぞれの性格の違いや、掲載時と単行本収録時の差分を紹介。

さらにアメリカ・ダークホース社から発行されていたアメコミ、さらにゴジラギャグ漫画まで。コラムでは小説類メイキング漫画まで。

この一冊で、平成ゴジラ・コミックのすべてを完全解説!

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川石てつや『ゴジラVSメカゴジラ』(講談社コミックスボンボン、1993年)p.68より

完全に格闘マンガと化しているコミカライズや、ゴジラVS巨大プレデター、あの人気漫画の番外編など、想像を超えるゴジラ・コミックの世界を、下巻でも紹介していきます。

B5判本文50頁、頒布価格は500円の予定です。

以下、簡単な内容紹介。

内容紹介

今回の本では、日本のコミカライズアメリカで独自展開されたアメコミ平成モスラのコミカライズを取り上げています。

日本のコミカライズについては、上巻の告知記事で詳しく取り上げています。

簡単に言えば主流コロコロ系に、ボンボン以下各社が挑むものの、「VSスペースゴジラ」を最後として敗退していってしまう感じです。コロコロ系はその後も平成モスラを経てGMKまで続きます。

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『VSメカゴジラ』コロコロ版とボンボン版単行本の表紙。ボンボンで単行本が出たのは本作が最後となった。

これとは別に映画のデザイン等を手掛けている西川伸司氏が立風書房発行の『大百科』シリーズに18頁程度のダイジェスト漫画を掲載していました。

ダークホース社のアメコミ・ゴジラ

ゴジラは日本だけのものじゃない――ゴジラという文化は、海を超えた向こう、アメリでも花開きました。

初ゴジが「怪獣王ゴジラ」という別物になって向こうでヒットしたことは知られていますが、その後も各種昭和ゴジラが輸出され、日本以上にいかにもギークの好きなB級映画として受容されてゆきます。

84ゴジラの海外版が1985年に公開されたのを除き、VSシリーズは基本的にビデオスルー(劇場公開されずビデオのみが発売される)となりましたが、しかし向こうのキモ・オタクにとって平成という時代はまたとない供給があった時代。

そういうわけで、平成時代にはコミックという形でもアメリカのゴジラは展開されてゆくこととなります。

そもそも、アメコミゴジラの元祖はマーベル。1977年に東宝からライセンスを取得すると、翌年にかけて長期シリーズを刊行。また他ヒーロー作品にもゴジラが出張して登場したりしています。ところが残念ながらその後はしばらく途絶え、1986年に10年のライセンス期限が切れます。

ここで、当時新鋭のアメコミ企業、ダークホース社が名乗りを上げ、新作のアメコミ・ゴジラの製作に乗り出してゆきます。

その最初の作品がこちらの「Godzilla, King of the Monsters」。36頁読切の短編でした。

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Godzilla Special』Dark Horse, 1987年より

その後何本かの短編とミニシリーズが、だいたい年1くらいのペースで発表されていきます。たとえばこんな感じ。

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1枚目:『Godzilla』(1988)、2枚目:『Godzilla VS Barkley』(1993)より

1本目はなんと日本の『コロコロコミック』に掲載されたコミカライズを左右反転&英訳して出版してしまったもの(その後独自にカラー化して再版)。2枚目は当時大人気のチャールズ・バークレー選手とコラボしたCMをコミカライズしたイロモノ中のイロモノ作品「ゴジラVSバークリー」。まあ、もっと正統派な作品もあります。

さて1995年になると、ついに満を持してダークホースからも長期シリーズが刊行されます。その数17巻。

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Godzilla, King of the Monsters」(1995) #2表紙

それまでは基本的に一話完結でしたが、ここで始めて固定の主人公が設定されます。その名も、Gフォース

1992年の短編「Godzilla VS Gekido-Jin」(『Godzilla Color Special』所収)で初登場した、4人組のゴジラ調査特別チームです。国連G対策センターとかそういうやつではないし、こっちのほうが実は一年先

その面々は全員日本人。まずはリーダーでゴジラ研究の第一人者、カガク・カズシ博士(カガクが苗字)。その妻カガク・レイコ博士は言語と歴史のスペシャリスト。レイコの弟のフクダ・タケはメガネをかけた電子工学の天才(ステレオタイプ……)。カガク博士の幼馴染、キノことキノシタ・タディヒサ(原文ママ)は肉体派でメカニックのスペシャリスト……という感じで個性豊か。だいたい科特隊的なやつ。

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Gフォースの面々(「ゴジラVSゲキド・ジン(日本語版)」『スパコミ』Vol.1、1993年より)

こういう愉快なメンツに加えて、軍の対ゴジラ用金ピカロボット「サイバソー」、巨大狩猟エイリアン「ダイアニ人」、そしてタイムマシンを操るマッドサイエンティストにしてカガク博士の指導教員・メイソン博士など、登場人物もこれまたクセが強い。

こんな愉快そうな話なのに、なんと日本語訳が全然ない!? 大丈夫!本書を片手に読めばきっとなんとなく分かるはず。

というわけで今回取り上げる、ダークホース・ゴジラの全貌は以下の通り。前半を上巻、後半を下巻で紹介しています。

Year Title Writer
1987 Godzilla, King of the Monsters Randy Stradley, Steve Bissette
1988 Godzilla #1-6 Kazuhisa Iwata
1992 Godzilla VS. Gekido-Jin Arthur Adams & Randy Stradley
1993 Godzilla: Blast from the Past #1-2 Randy Stradley
1993 Godzilla VS. Barkley Mike Baron
1995-1996 Godzilla, King of the Monsters #0-16 Kevin Maguire, Arthur Adams, Alex Cox ほか
1995 Godzilla VS Hero Zero Michael Eury
1996 Godzilla's Day Ed Brubaker
1996 The Origins of Species Randy Stradley

つまり、何が言いたいかというと、この本の上下巻さえ揃えれば、平成ゴジラのコミカライズもアメコミも全部わかってしまうということです。

頒布情報

ではこの

『平成ゴジラ 漫画・アメコミ完全解説()』

を手に入れるにはどうしたらいいのか。

コミックマーケット99 1日目(12/30(木))

東5ホール ハ-14b「パンケーキ神殿」

にてお待ちしています。

新刊はB5 本文50ページ、頒布価格は500円を予定しています。

WEBカタログはこちら。

webcatalog.circle.ms

え!? 一般チケットの抽選に通らなかったって?

ご安心ください。例によってBOOTHで通販も行います。発送はコミケ後の年明けを予定しています。

fukurami.booth.pm

上巻はこちら。

fukurami.booth.pm

『新世紀ゴジラ 漫画・アメコミ完全解説』も改訂再版!

C99では、あわせて既刊も再販します。新刊のあとの時代を扱う、2019年夏に発行した『新世紀ゴジラ 漫画・アメコミ完全解説』も、この度改訂再販いたします!

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『新世紀ゴジラ 漫画・アメコミ完全解説』表紙

すでにGWにあわせて「ゴジラVSコング」関係の補完冊子を発行していましたが、その内容に加え、3本の新作ゴジラ漫画・アメコミを追加。

前版から10ページ増という陣容でお届けします。

追加内容は次のとおり(アスタリスクは前掲補完冊子収録)。

  • ゴジラを創った男達 本多猪四郎物語(2001)*
  • ゴジ漫(2019)
  • GODZILLA:Dominion(2021)*
  • 小説『Godzilla vs. Kong Official Movie Novelization』(2021)*
  • 『Kingdom:KONG』/『Kong and Me』(2021)*
  • GODZILLA:Monsters & Protectors(2021)
  • ちびゴジラのめざせ怪獣王!(2021-)
  • IDW コミックの買い方【更新版】

BOOTHでの通販はこちら。

fukurami.booth.pm

以前の版を購入された方は、無料配布の補完冊子を更新していますので、こちらをダウンロードしていただければ、同等の内容を読むことができます(紙冊子はありません)。

fukurami.booth.pm

その他既刊も、在庫箱の底から発見されたものも含め、ちょっとだけ持っていきます。

ということで、C99 1日目 東ハ-14b「パンケーキ神殿」を、よろしくお願いします!!